デジタルデバイスの進展により、顧客は欲しいモノや情報を好きなタイミングで得ることが出来るようになり、消費者と企業の関係性は劇的に変化しました。また、AI、ドローンなどの新たな技術の登場により、産業は大きく変わりつつあるなか、企業の更なる成長はこれまでの成功体験の延長線上にはありません。このような環境変化のなかで、企業に求められているのは、より一層の消費者理解に基づくカスタマーセントリック経営です。本セッションでは、経済産業省の呼びかけにより発足した「消費者理解に基づく消費経済市場の活性化」研究会（消費インテリジェンス研究会）が発表した2030年の３つの特徴的な消費行動タイプと今後の消費者と企業の関係性について議論していきます。 text by 石黒不二代