スマホやネットなどのデジタルの技術の進化と共に、デジタルマーケティングが大きな注目を集めています。
ただ一方で「デジタル」ありきのマーケティングには限界があるとも言われており、デジタル時代にあわせてマーケティング全般をシフトすることこそが重要だという議論も多くなされるようになってきました。
特にいわゆるネットを活用した広告手法においては、コンバージョンやクリックなど目に見える数値をおいがちで、従来のマスマーケティングで重視されてきたブランディングの概念とは対極の手法になりがちです。
デジタルとマスの組み合わせ、どのような組織構造にするべきか、その際に注目すべきKPIは何なのか。複数の論点があり難しい議論だと言えるでしょう。 果たしてデジタルマーケティングとブランディングはどのように融合していくべきなのか、実際にマスマーケティングの象徴と言える企業でデジタルへの取り組みを実践されている企業の担当者の方々に試行錯誤の過程をお話し頂きます。text by 徳力基彦