2015/12/1 [14:40 - 15:30]
日本のPR業界は、今そのありかたが問われています。キャンペーン全体の一貫したストーリー作りに貢献し、企業のマーケターや広告代理店はじめ各分野の専門家とともに推進すべきコミュニケーションデザイン戦略の重要性を、海外の動向から学ぶべき余地は多いにあると思います。ムーンライトウェイヴ社が日本でのコミュニケーション&PR戦略パートナーとして長年協働してきたSphero社は、PRを軸としたコミュニケーション戦略で築いた知名度と信頼を礎に、スター・ウォーズに登場するBB-8のIoTで一躍知名度を上げました。また、メディアリレーション中心の伝統的なPR会社から意図的に脱し、インテグレーテッドマーケティング・カンパニーとして創業されて成功を続けるi.d.e.a.社のBower氏からは、PRのめざす方向のヒントを得られるでしょう。さらに、広告代理店、広告主、そしてメディアの3つの立場で先進的な経験を重ねてきたPHG社の葉村氏からは、コミュニケーションデザインにおいて日本企業が目指すべき姿の示唆が得られるでしょう。今回のセッションでは、お二人とともに欧米でのトレンド、キャンペーン成功例を踏まえ、日本における「今の時代のベストプラクティスとは?」を皆さまと考えたいと思います。(Written by 望月 奈津子氏)